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エコの達人

投稿者:事務局

掲載日:2010年01月07日

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エコの達人 ビオトープで人と生き物が一緒に暮らす環境づくり 長谷川明子さん

エコの達人 「ビオトープを考える会」会長 長谷川明子さん 「ビオトープを考える会」会長
長谷川明子さん

愛知県内の女性で唯一、1級ビオトープ計画管理士の資格を持つ長谷川さん。平成11年に、ビオトープに関心のある仲間と共に「ビオトープを考える会」を設立し、さまざまな活動を通してビオトープの普及や生物多様性の高い街づくりなどに取り組んでいます。

エコの達人アイコン 「ビオトープ」って何だろう?
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 「ビオ=生き物、トープ=場所。つまりビオトープは“生き物の棲んでいる場所”という意味なんです。生き物が棲むよう人工的に作られた水辺といった印象を持つ人も多いようですが、森も川も畑も水田も都市も、生き物が棲む場所すべてがビオトープ。つまり地球全体が大きなビオトープなんですよ」。そう語るビオトープ管理士の長谷川さん。「本来ビオトープは、どんな生き物にも暮らしやすい場所であるべき。ですが人間が暮らしやすいように作り変えたために、他の生き物にとっては棲みにくい場所になってしまった。だから本来の自然に戻すことで、人も含めて生き物が共存できるように考え直していかなきゃいけないんですよね。それをお手伝いしているのが、ビオトープ管理士なんです」。
「ビオトープ」って何だろう?
エコの達人アイコン 誰もが身近でできることから。自然再生のお手伝い
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 学生時代、獣医学部で環境畜産を学んだ長谷川さん。アフリカで野生動物絶滅の危機を目の当たりにし、「野生動物を守るには、まず生態系全体を見直さなければ」と、痛感。生き物と人間の共存を目指すビオトープの考え方に行き着きました。そして1998年、「1級ビオトープ計画管理士(※注)」の資格をいち早く取得。「まずは自分たちの身近に起きている環境問題に目を向けようと、『ビオトープを考える会』を立ち上げました。最初は講演会や幼稚園で園児と一緒にビオトープを作るといった活動をしていたんですが、もっとたくさんの人にビオトープを広めたいと思うようになって」。そこで長谷川さんは実行委員を兼任している「なごや環境大学」に、自宅の庭やベランダのような小さな場所でも取り入れることのできる、“身近なビオトープ作り”を提案。それが生物多様性の高い街づくりへの取り組みとして認められ、2009年8月、地域の方々と公共の場所で菜園作りを楽しむ、『学区でおやちゃいプロジェクト』がスタートしました。

誰もが身近でできることから。自然再生のお手伝い
エコの達人アイコン 野菜であって野菜でない!? “おやちゃい”のプロジェクト
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野菜であって野菜でない!? “おやちゃい”のプロジェクト 『学区でおやちゃいプロジェクト』では長谷川さんがアドバイザーとなり、地域住民の方々に協力を得て、小学校の花壇や公園の一角を利用したビオトープ菜園を作っています。「ここで作るのは野菜ならぬ“おやちゃい”。草木のように花を愛でて種を採る“食べられる植物”だよ、という意味でそう名付けました」。菜園は農薬や化学肥料を使わない有機農法。なるべく手をかけず、自然まかせに育てたものをみんなで分け合います。「生き物との共生を目指した菜園なので、雑草がボウボウに生えても、“おやちゃい”の葉が虫喰いだらけでも大きさがバラバラでも、全然OK! テントウムシやハチは害虫を食べ、それを狙って鳥が来る。食うー食われるといった食物連鎖の関係を身近で見ることができるんですよ」。ですが、参加者の中には「虫や鳥に食べさせるための野菜作り?」といった声も。「人間と生き物で収穫を分け合うことも、体感していただきたいんです。それで生き物が互いに支え合って生きている大切さに気づいてもらえたら」。
エコの達人アイコン 子どもたちの未来を守るためにも、ビオトープを広げたい
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 小学校を中心に、半径1km圏内の計3カ所でビオトープ菜園を行っている『学区でおやちゃいプロジェクト』。「面積は小さくても大切な自然です。これが5カ所、10カ所と増え、点と点がつながってビオトープがネットワーク化していけば、生き物と人間とが一緒に暮らせる町へと、一歩近づけるでしょうね」。ビオトープは虫や鳥を守るものと思われがちですが、実は私たち人間の命を守るための環境作りであり、まさしく“エコの原点”というべきもの。ビオトープを広げていくことは、子どもたちの未来を守ることにもつながるのです。
 2010年秋、名古屋で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)には、「ビオトープを考える会」も大注目。「COP10は人間と生き物が長生きするにはどうしたらよいか、それをみんなで考えましょう、という場です。皆さんが身近な生き物たちに関心を持ったり、環境意識を高めるきっかけになれば」と期待を寄せる長谷川さんです。ビオトープ菜園では1月に収穫を迎え、採取された種もまた、生き物たちの命のバトンをつなぎます。
子どもたちの未来を守るためにも、ビオトープを広げたい
エコの達人アイコン ビオトープを考える会
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http://sky.geocities.jp/biotop_think/



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