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投稿者:事務局

掲載日:2009年10月02日

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<住まい編>内と外をつなぐ暮らし

内と外をつなぐ暮らし ~原邸(春日井市)~
内と外をつなぐ暮らし ~原邸(春日井市)~
内と外をつなぐ暮らし ~原邸(春日井市)~
すぐ目の前に田んぼが広がる土地。
すぐ目の前に田んぼが広がる土地。 賃貸マンションで暮らしていた原雅有(まさあり)さんと和美さん夫妻。奥様の父親との同居をきっかけに、一軒家を持つ夢が大きく膨らみました。半年ほどかけて土地を探し、出会ったのが、雅有さんのご両親の住まいにほど近い、春日井市郊外のさら地でした。南面のすぐ目の前には、青々とした田が広がるものの、残りの3面は民家にぐるりと取り囲まれた立地。原さん夫妻が、この土地を託したのは、愛知県内の建築コンテストなどで受賞歴をいくつも持つ株式会社ワーク・キューブの建築士・吉元学さんと萬田浩太郎さんでした。細かい要求などは口にせず「全ておまかせする」と設計を一任。こうして原邸のマイホームづくりは幕をあけたのです。
内と外が自然につながる家。
現地に足を運んだ吉元さんたちがまず着目したのは、南側に広がる田んぼでした。この美しい風景とつながるように、田と平行して横に広い庭を設け、広縁、廊下、そして部屋と、自然に家の中へと続く設計にしてはどうかと考えます。土地に十分ゆとりがあるため、2階は設けず平屋建てとし、そのかわり床下90cmと家全体を底上げすることで、3方向を取り囲む隣家からの圧迫感をなくしました。少し目線が高くなるだけで開放感が生まれるから不思議です。また北側は同じ理由で全面を壁にせず、天井との見切りに細長いFIXガラス(固定ガラス)をはめ込むことによって外への広がりを演出。さらに各所にルーバーのスリット窓を設けるなど、家のどこにいても光や風を感じることができます。 内と外が自然につながる家。
白、黒、緑。3つの色をテーマに。
白、黒、緑。3つの色をテーマに。 「全て建築士におまかせ」というものの、原夫妻がインテリアに対して強く希望したことがひとつ。それは「白、黒、緑」を基調とすること。そこで廊下と部屋の間仕切りとして太鼓貼りの障子を起用。両面に障子を張って包み込んだ建具で、真っ白でやわらかな印象です。9連の障子をピタッと閉め切ると、その横幅なんと13メートル。外の光をやんわりと遮断し、間仕切り全体が灯籠のよう。障子はLDKを囲んでL字にも設置され、L字状に閉めれば廊下が回廊のような雰囲気に。一方、障子を全面オープンにすれば、部屋と廊下は一体となり、広い空間に大変身!廊下側は掃き出し窓なので、窓を閉めても広縁とつながっている気分。家をフルオープンにしたりクローズしたり、あるいは回廊を出現させたりと、自在に空間を変化させる大胆な設計です。広縁の一部に設置された炭黒色の板壁は、外から丸見えにしないアイデアで、外観デザインのアクセントになっています。板壁や、それに合わせてコーディネートした炭黒色の収納扉は、間延びしがちな白い室内を引き締める効果も。外観や間仕切りの白、板壁と収納扉の黒、そして自然の緑。原夫妻の要望を見事にかなえた美しい空間です。
こだわりの3つの個室。
LDK以外の3つの部屋にも注目です。ベッドとテレビのみが置かれたコンパクトな印象のベッドルームでは、壁一面のガラス窓の向こうに中庭を配し、奥のウォークインクローゼットの引き戸に鏡を貼り、スペース以上のゆとり感を出しています。また、ベッドルームとクローゼットを間仕切る壁をクローズにせず、背高の壁としたことで、視線の広がりを手に入れています。さらにクローゼット横に設置された小さなスリット窓が、光を入れるだけでなく、風通しを良くして衣類を守る役目も果たしてくれます。南側の西端にある個室は、奥様のお父様の部屋。LDKと同様、ムク板のフローリングの真ん中に琉球畳をはめ込み、つい寝転んでしまう心地良さ。実際、お父様が仕事に出かける昼間は、3歳になったお子さんのお昼寝スペースになっているそう。そしてガレージと土間つながりの3畳ほどのスペースが、ご主人の夢だった趣味のプライベートルーム。ライブを開くほど音楽好きのご主人が、楽器やパソコンにどっぷりと浸れる隠れ家的な空間です。「楽器や音響設備の搬出もラクなんですよ」とニッコリ。 こだわりの3つの個室。
収納はすっきりと、たっぷりと集中収納。
収納はすっきりと、たっぷりと集中収納。
収納はすっきりと、たっぷりと集中収納。 家のあちこちに収納量もたっぷりと。設置場所を集中し、動線を考えた機能的なレイアウトとなっています。例えばキッチン背面の引き戸を開けると、一面が収納庫に。それはキッチン収納でもあり、リビングの収納でもあり。じつは、奥様のお父様は元中華料理店のシェフで、家でもしょっちゅう料理をされるとか。当然、調理道具などにもこだわりがあり、おそらく収納量は多いはず。それでもキッチンまわりがすっきりと片付いているのは、大容量の収納スペースがあればこそ。ガレージ横の土間の奥には、収納量たっぷりのシューズクローゼットと、なんでも収まりそうな納戸収納が、ガレージまでの通路の両壁一体に設置されています。またサニタリールームには、天井までぎっしりと収納スペースが設けられ、家族全員の下着類が納められています。お風呂上がりにさっと新しい下着に換えられる、合理的なレイアウトです。
原邸はオール電化。「電気とガスを引き、ダブルで光熱費を払うより、オール電化のほうがずっとお得だった。中華料理をつくるとき、IHクッキングヒーターの火力が心配でしたが、まったく問題ありませんね」と和美さん。 収納はすっきりと、たっぷりと集中収納。
現在進行形で成長する家。
現在進行形で成長する家。 最後になりましたが、じつは原邸には「玄関」がありません。ステップを上がり、広縁のどこからでも室内へ入れる「オープンでウェルカム」な家となっています。「最初に提案いただいたときはエッと思いましたが、住んでみると便利なんですよ。家って実際に住んでみないと分からないことが多いでしょう。だから家が完成した時点で終わりではなく、むしろ始まりだと思っているんです。庭に生け垣を植えたりベンチをつくったりと、楽しみながら少しずつ手を加えて、家族と一緒に家を成長させていきたいですね」。
注目の一品 イームズ プライウッド ダイニングチェア DCW 
チャールズ&レイ・イームズ夫妻によって発表された合板チェア。座面が広く、腰掛けるとソファのようなゆったりとした快適な座り心地。クラシックで飽きのこないデザインです。ラウンジ用のゆったりとしたLCWは、ニューヨーク近代美術館(MOMA)のパーマネントコレクション第一号となっています。 イームズ プライウッド ダイニングチェア DCW

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コメント一覧

  • 家のなかに緑の風が吹き抜けるよう。子どもを育てる環境としてもいいですね!

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  • テーマカラーって大切なんですね。すっきりと広く見える、しかもおしゃれ!真似したいです。

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  • 光をたくさん集めて…うらやましく、ステキな家ですね

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  • 玄関がないなんて驚きました。陽当たりの良い広縁がとってもうらやましいです。

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