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インテリアSTUDY

投稿者:本村 葉子さん(パートナー)

掲載日:2009年11月04日

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<施設編(ホテル)>KASUKE(長野県北安曇郡)

インテリアSTUDY 施設編
Point1 絵のように美しい小物ディスプレイ
色を揃える、素材を揃える、高さを揃える
Point2 緑や花もディスプレイに一役
毎朝、草花を摘んで各部屋に生ける
Point3 布がインテリアのアクセントに
敷物ひとつで、部屋の空気はがらっと変わる
Point4 異なる4つのゲストルーム
和室は3軒分の古民家をアレンジ
インテリアコーディネーター 本村葉子
北アルプスの白馬村、小高い山の頂に『KASUKE』はあります。オーナーの三谷夫妻の住まいを兼ねた、わずか4部屋の小さなホテル。けれどここには、インテリアの参考となるアイデアがぎっしりと詰まっています。 KASUKE
KASUKE
KASUKE 玄関を入ってまず案内されるのが広いLDKの部屋。梁のある高い天井としっくい壁はヨーロッパの家のよう。白いタイル張りのアイランドキッチンには所狭しとキッチン小物が並んでいます。室内をぐるりと見渡せば、旅好きというご夫妻が外国から持ち帰った小物やプレートなどがさりげなく、けれど美しくディスプレイされています。この部屋はご夫妻がくつろぐ場所であり、ゲストと語らうサロンでもあり。ホテルというより、素敵なご夫婦の住まいに招かれたような、そんな居心地のいい空気が流れています。
KASUKE
ポイント1 絵のように美しい小物ディスプレイ
絵のように美しい小物ディスプレイ
『KASUKE』の一番の魅力は、何といっても空間を彩る素敵なディスプレイ。壁、廊下、階段、部屋のコーナーなど、視界に入る場所に必ずといっていいほど小物がディスプレイされています。宿泊者のなかには「自宅のインテリアの参考に」と写真をたくさん撮っていく方が多いそうですが、その気持ちはよく分かります。ディスプレイの1つひとつが絵のように美しいのです。色を揃える、素材を揃える、高さを揃える、アシンメトリー(左右非対称)に並べるなど、さりげなく飾っているようでも、それぞれにきちんとセオリーが息づいていて、だからこそ人は思わず目を奪われるのでしょう。
絵のように美しい小物ディスプレイ
絵のように美しい小物ディスプレイ 線の細いアイアンのディスプレイ。照明によって壁に映し出された影も造形がユニークで、ディスプレイ的な効果をもたらしています。
絵のように美しい小物ディスプレイ
『KASUKE』に飾られている小物は、日常使いの雑貨が大半で、ご夫妻が気に入って集めたものばかり。「好きなものに出会うまでじっと我慢(笑)。“とりあえず”の妥協買いはしません」とご夫妻。好きなものを並べたり組み合わせれば、そこには自ずと統一感が出て、住む人の個性やスタイルも生まれてくるものです。『KASUKE』に並んでいる小物たちがいきいきと輝いて見えるのは、きっとご夫妻の思い出や愛情がたっぷりと注がれているからでしょう。
ポイント2 緑や花もディスプレイに一役
緑や花もディスプレイに一役 ディスプレイするのは小物だけとは限りません。緑や花も素敵な小道具のひとつです。奥さまの恭子(やすこ)さんは毎朝、周囲の野山から草花を摘んできて、すべての部屋の花を交換しています。また鉢植えやドライフラワーも、飾り方を変えたり場所を変えたりと、日々の変化を楽しむことも忘れません。インテリアというと家具や調度品を重視しがちですが、小物や植物であれば、飾り方をほんの少し工夫するだけで気軽にイメージチェンジができるので、ぜひ家庭でも取り入れたいテクニックです。
緑や花もディスプレイに一役 緑や花もディスプレイに一役パーティではワインクーラーとして活躍するミニシンクが、朝は摘み取ったばかりの草花のストックコーナーになっていました。
ポイント3 布がインテリアのアクセントに
布がインテリアのアクセントに
小物と植物に加え、インテリアのアイテムとして重要な役割を果たしているのが布です。もともと恭子さんは、東京で服飾のテキスタイルデザイナーとして活躍されていただけに大の布好き。ソファカバー、クッション、敷物など、布がインテリアのアクセントにもなっています。「布は部屋の模様替えにとっても便利。たとえば敷物ひとつ変えるだけで、部屋の空気はがらっと変わります」と恭子さん。
ポイント4 異なる4つのゲストルーム
異なる4つのゲストルーム
異なる4つのゲストルーム 『KASUKE』には4つのゲストルームが用意されていますが、いずれもリビングスペースを備えた広い空間。一般的なホテルでいえば、スイートルームといったところです。インテリアはすべて異なり、それぞれに趣きがあります。なかでもひと際目を引くのが、唯一、和風にコーディネートされたゲストルーム。和室を希望する外国人や年配のお客さんのためにつくったそうですが、なんと3軒分の古民家(廃屋)を入手し、KASUKEスタイルに甦らせたものだとか。囲炉裏(いろり)や障子など和の建具を活かしながらも、どこか西洋の薫りが漂います。「空を眺める部屋」として片隅に設けられたスペースは、狭いながらも不思議と落ち着く場所。リビング、寝室、そして「空を眺める部屋」と、まるで一軒家に滞在しているようなゆったりした間取りです。和の設えと見事にミックスさせたインテリアや布使いなど、和室のイメージチェンジをお考えの方にもぜひ体感していただきたい空間です。
異なる4つのゲストルーム
異なる4つのゲストルーム
オーナーであり住人でもある三谷夫妻が白馬村に『KASUKE』をオープンしたのは1995年。それ以前はヨーロッパのカントリーハウス風ペンションを営み、ペンションブームもあって人気を博していました。しかし「年齢に見合ったライフスタイルを追求したい」と考えるようになり、建築設計士でもあるご主人の省造さんが外観を、テキスタイルデザイナーだった恭子さんがインテリアを手がけ、『KASUKE』を完成させたのです。最初の1年間は、いっさい宿泊客をとらず、まず自分たちが住んで心地良い空間を追求するという徹底ぶり。オープンして15年近くたった今も、新たにサンルームをつくったりテラスを設けたりと、『KASUKE』はどんどん成長しています。
異なる4つのゲストルーム
食べることが大好きというご夫妻の趣味が高じて、『KASUKE』には5つのダイニングルームに加え、屋外にも食事のできる3つのテラスがあります。「光が差し込んで居心地の良さそうな場所を見つけると、ここで食事したら気持ちいいだろうなって、ついダイニングルームやテラスをつくってしまうんです」と楽しそうに語るお二人。4部屋に対してダイニングスペースは合わせて8つもあるので、一般的なホテルのダイニングのように他のゲストと顔を合わせることもなく、朝食やディナーを異なる場所で個室感覚で楽しむことができます。料理の評判も高く、全国各地から食材を取り寄せ、お二人が腕をふるう本格的な内容となっています。ゲストのいない日は、季節や気分に合わせて場所を選び、夫婦ふたり、のんびりとシャンパンやワインを飲みながら過ごすこともあるそう。何ともうらやましい時間です。 異なる4つのゲストルーム
異なる4つのゲストルーム 玄関から廊下、階段、各部屋、テラスに至るまで、どこを眺めてもインテリアのセンスが光る『KASUKE』。インテリア雑誌を何冊も読むより、はるかに学ぶ内容が濃い空間がここにはあります。ぜひディスプレイの上級者となって、わが家のインテリアをブラッシュアップさせてみてはいかがですか。人は誰もが、わが家の専属スタイリストなのですから……。
KASUKE
長野県北安曇郡白馬村神城沼ノ原3633-3
TEL 0261-75-3767
※宿泊料金などは以下のHPをご覧ください。
http://www1.ocn.ne.jp/~kasuke
KASUKE

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コメント一覧

  • スッキリしていて,空間が温かい。
    外国の景色が目に浮かぶ様な気さえする。

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  • 記事を読んで、すぐにでも行きたくなりました!こんなお部屋で毎日過ごせたら・・・まずはできるところから真似したいです。

このコメントに返信する

  • LDKの感じが最高にいいですね。白壁にやさしくうつりこむ緑もきれいです!

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