インテリアSTUDY<施設編>六華苑(三重県桑名市)
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| 揖斐・長良川を臨む約18,000m²の広大な敷地に、明治・大正時代を代表する国の重要文化財『六華苑(ろっかえん)』はあります。桑名の実業家で山林王とも呼ばれた二代目諸戸清六が、新婚時代に新居として完成(大正2年)させたもの。洋館、和館、蔵などで構成され、洋館部分は「日本近代建築の父」と呼ばれたイギリス人建築家、ジョサイア・コンドル氏が手がけました。彼の名は知らなくても、鹿鳴館を設計した建築家といえばお分かりいただけるでしょう。コンドル氏が国内で設計した建築物は70近くありますが、ほとんどが関東大震災や戦争で失われ、六華苑は地方都市に現存する唯一の貴重な文化遺産です。 | ||||||||||||||||||
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| 個人邸を設計する場合、たとえ小さな部分でもオリジナルデザインをあしらったり、ディテールにこだわったりすると、建物への愛着もいっそう深まるというもの。じつは六華苑にも、コンドル氏が新婚だった諸戸清六のために考案した、かわいらしいオリジナルデザインがあります。それはハートのカタチ。手すり部分の装飾や、マントルピース用の道具にハート模様をあしらうなど、コンドル氏のちょっとした遊び心が感じられ、微笑ましい気持ちになります。 | ||||||||||||||||||
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| ディテールへのこだわりとしてもうひとつ。当時としては珍しいアーガイル模様のタイルは、コンドル氏がわざわざヨーロッパから取り寄せたもの。玄関の土間、1階のベランダ、トイレなどの床に統一して敷かれていました。トイレといえば、まだ水道も全国に普及していない時代、諸戸清六は私財を投じていち早く桑名へ水道を引き、水へのこだわりからか、六華苑には水洗トイレが設置されていました。 | ||||||||||||||||||
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| 左右対称の直線的な西洋建築に対し、独特のフォルムで人々を惹きつける六華苑の洋館は、コンドル氏の作品のなかでも異彩を放つ存在です。20代半ばにして日本政府に招かれて来日したコンドル氏。晩年の作品となった六華苑は、彼なりの和洋折衷スタイルを昇華させた集大成でもあり、68歳で亡くなるまで日本に生きた証といえるかもしれません。 | ||||||||||||||||||
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評価 この情報に拍手が平均5.0送られています
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コメント一覧
がみやん|2009.12.09
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かえる|2009.12.10
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ショコラ|2009.12.13
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