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投稿者:事務局

掲載日:2010年01月08日

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インテリアSTUDY<住まい編>2つの庭を持つ家

2つの庭を持つ家 ~K邸(刈谷市)~
2つの庭を持つ家 ~K邸(刈谷市)~
2つの庭を持つ家 ~K邸(刈谷市)~
庭も建築の一部、という考え方
庭も建築の一部、という考え方 大学時代から建築物を眺めるのが好きだったというK邸のご主人。京都在住の建築家・横内敏人さんの作品を初めて見たとき「庭と建築の関係がすばらしい。住む人の個性が出ている」と感心したとか。結婚して両親の家の隣に新居を建てると決まった時点で、ご主人は迷わず、横内敏人さんに設計を依頼しました。「横内先生の魅力は、建築の一部として庭をきちんと設計してくださること。庭を眺めながら育った私は、家を建てるなら、庭と家の関係にこだわった住まいにしようと決めていました」。
家は庭から始まっている
塀に囲われたK邸は、外から緑はほとんど見えません。屋根付きで、天井を低く抑えた和風の門をくぐると、池とモミジの木が見事に調和した小さな水の和庭園が涼しげな水音と共に迎え入れてくれます。庭を右手に見ながら玄関へと続くアプローチは絵のように美しく、家は庭から始まっているのだと改めて気づかされます。「アプローチ横に備えられた木のベンチに腰を下ろし、庭を眺めながら朝刊を読むのが心地いいんですよ」とご主人。何とも優雅な時間です。 家は庭から始まっている
光の変化、季節の変化を楽しむ2つの庭
光の変化、季節の変化を楽しむ2つの庭
L型の建物で最も広い面積を占めているLDKは、「東庭」と「西庭」にはさまれた構成となっています。設計した横内さんがあえて南に庭をつくらなかった理由は「一日中、樹木の影を見る南庭と異なり、東庭や西庭は光の変化があり、表情豊か。さらに庭が2つあることで、採光や通風に優れ、自然の表情を敏感に感じられる」とのこと。玄関のアプローチから眺めたのは「西庭」で、西陽に赤く映えるよう、モミジのなかでも紅葉の美しいイロハモミジを選んだそう。紅葉の季節、真っ赤に染まる西庭はどんなに美しいことでしょう。
光の変化、季節の変化を楽しむ2つの庭 西庭とは対照的に、東庭は広く開放的なもの。山地に自生するハウチワカエデ、コブシ、クロモジなどの落葉樹を植え、さらに下草にはコグマザサやミツバツツジなど野趣豊かな雰囲気となっています。西庭が心落ち着かせる「静の庭」なら、東庭は仲間を招いてバーベキューをしたり、将来子どもが遊ぶ「動の庭」。「朝は東庭から木漏れ日がすうっとリビングに入ってきて、すがすがしい気持ちになります。夕方は西庭に光があたって、その美しさにはっとします」とK夫妻は口を揃えます。普段ご夫婦で過ごすLDKを介して繋がる2つの庭。まるで庭に包まれて生活しているかのように、一日のなかで光の変化を楽しみ、さらには季節の変化も楽しむ。それは家族で年を重ねていく喜びにもつながっていきます。時を慈しむことのできる家、これこそ本当の豊かさなのかもしれません。
仕切っても使えるオープン空間
仕切っても使えるオープン空間
東庭に面しているもうひとつの部屋は、将来子ども部屋になる予定。仕切っても使える設計となっており、バックヤード(廊下)へ続く壁面にはドアが2つ設置されています。とはいえ夫婦2人暮らしの今はオープン空間のままで、東庭を眺める特等席といったところ。ひさしの先端に、雨樋(あまどい)が設置されていないのは、「雨のしずくを楽しめるようにと、ひさしの一部分だけ、横内先生があえて雨樋をつけなかったんです」とご主人。雨さえ風景の立役者にするとは、さすがです。 仕切っても使えるオープン空間
庭を暮らしの一部と考えるK邸は、バスルームにも決して手を抜きません。バスタブから眺められる坪庭にはネコヤナギが植えられていました。 仕切っても使えるオープン空間
プライベートな隠れ家的空間
プライベートな隠れ家的空間 このほかプライベートな小さな空間も必見です。玄関を入ってすぐのコーナーには、電話やファクス、ネット検索などができる作業スペースがあり、階段を上った先には、ロフト感覚の書斎、さらに奥には和室が。また東庭に面した部屋にも、今は納戸となっていますがロフトが用意されています。これらの隠れ家のような空間は、将来、子どもたちの遊び場になりそうな予感……。
和室のふすまを開けると、そこから1階のLDKが見下ろせるようになっています。家族の空気をいつも感じられる間取りです。 プライベートな隠れ家的空間
廊下の壁一面が収納庫に
「夫婦どちらもモノが多くて」というK夫妻のために、収納スペースは至るところにたっぷりと用意されていました。特に感心させられたのが、将来子ども部屋になるというオープン空間(東庭に面した部屋)のバックヤード。廊下も兼ねたこの細長いスペースは、壁一面が収納庫になっています。また玄関脇には、さりげなく小さなクロークがひとつ。お客さまのコートを掛けたり、翌日着ていく洋服を準備しておくなど「使い勝手が良く使用頻度も高いんですよ」とK夫人。 廊下の壁一面が収納庫に
庭へのこだわり、木へのこだわり
庭へのこだわり、木へのこだわり 庭も建築の一部として設計されたK邸。インテリアにも適材適所の木がこだわりを持って使われ、品のある味わいを醸し出しています。例えば斜め天井にはヨシ、ふすまの引手には竹の節が採用されています。またLDKやオープン空間のアクセントにもなっているロールスクリーンは、木をプラスしたオリジナル製品で、柱にスリットを入れることで、すきまなくピタッと収めることができます。「細部にわたるまで丁寧に設計されていて、横内先生にお願いして本当に良かった。2つの庭の変化を日々感じ取っていきたい思います」とにこやかに語るK夫妻。5年、10年と、時を重ねるのが楽しみなK邸です。
注目の一品 ハンス・J・ウェグナー アームチェア
北欧家具の黄金期をつくったデザイナーの一人、ハンス・J・ウェグナー。温かい木の質感を活かし、洗練されたデザインに仕上げられていて、印象的な大きなカーブのアームはウェグナーのデザインの特徴にもなっています。背あたり、アームの心地良さは絶妙。代表的作品「Yチェア」より少しアームが短く、テーブルのなかにチェアがおさまりやすくなっています。 ハンス・J・ウェグナー アームチェア

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コメント一覧

  • 隠れ家的空間…うらやましいデス!

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  • 私はお庭のある家に住んだことがないのですが、写真を見ているだけでもイメージが広がってわくわくします!家にいながら、光や季節を感じられるなんてうらやましいです。

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  • 楽しい記事です、特に庭は 参考にして 色々考えるのが楽しみです。

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